――30代で動き出した僕のリアルな実感
「もう歳だから」
「今さらやっても…」
そんな言葉を、あなたも一度は口にしたことがあるかもしれません。
でも僕は、“人生、今がいちばん若いとき”という言葉に出会ってから、考え方が大きく変わりました。
今回は、30歳を過ぎてから人生を大きく変える挑戦をした僕自身の体験をもとに、「人生に遅すぎるなんてことはない」と本気で伝えたいことを綴っていきます。
「これが本当に自分に合ってる仕事?」という違和感
僕は20代のほとんどを、いわゆる“安定した職場”である工場で働いていました。
でも、30歳のときにふと「本当にこのままでいいのかな?」と、自分の人生に疑問を持ち始めたんです。
そんなとき、当時の営業部長にこう言われました。
「君の天職は営業だと思うよ。」
その瞬間、正直ムッとしました。
なぜなら、営業こそが一番嫌いな仕事だったからです。
でも彼は続けてこう言いました。
「やりたいことと、向いていることは違う。
君はそれに気づかないと損をするよ。」
この言葉が、ずっと頭から離れませんでした。
「もう遅い」ではなく、「まだやれる」
31歳のとき、僕は思い切って営業職に転職しました。
不安も大きかったです。
でもそれ以上に、「自分の可能性を諦めたくない」という気持ちの方が強かった。
「もう遅いかもしれない」
そう思う自分もいたけれど、僕はこう信じたんです。
「人生、今がいちばん若いとき」
僕は自己啓発書を読み漁り、思考を切り替える“自己洗脳”を繰り返しました。
どんな本も、どんな言葉も、自分を奮い立たせる燃料にして、前に進みました。
嫌いな仕事が「楽しい」に変わった瞬間
正直、営業の仕事は最初とてもキツかったです。
でも、努力を重ねるうちに、日本一の営業成績を出せるまでになりました。
するとどうでしょう?
嫌いだった仕事が、少しずつ楽しくなっていったんです。
しかも周囲から「教えてほしい」「どうやって売ってるの?」と聞かれるようになり、
そのたびに責任感も芽生えて、次第に自信もついていきました。
「やりたいこと」は、趣味から始めるのが一番いい
よく「やりたいことを仕事にすればうまくいく」と言われますが、僕はそう簡単ではないと思っています。
やりたいことをいきなり本業にしてしまうと、
お金のプレッシャーが大きすぎて、苦しくなる確率が高い。
確かに、やりたいことを仕事にして成功している人もいます。
でもそれはごく一部であって、確率でいえば本当に低いと感じています。
だったら、僕はこう考えます。
まずは“向いていること”で結果を出す。
そして、そこで得た余裕や信用をもとに、やりたいことに挑戦する。
実際、僕は営業という“向いているけど嫌いだった仕事”で成果を出すことで、
心にも生活にも余裕が生まれ、やりたいことを考える時間と視野を持てるようになりました。
やりたいことは、まず趣味レベルで始めてみる。
それが徐々に形になってきたら、少しずつ本業に近づけていく。
この順番が、僕にとっては一番しっくりきた方法でした。
「遅い」かどうかを決めるのは、他人じゃない
ここまで読んで、あなたはどう感じましたか?
たしかに、20代のうちに気づけたら良かったかもしれません。
でも、それができなかったからといって、何もできないわけじゃない。
始めるのが30代でも、40代でも、50代でもいい。
その時の“気づき”こそが、あなたの人生を変えるスタートラインなんです。
本当に大切なのは、「もう一歩」を踏み出す勇気
今の仕事にモヤモヤを感じていたり、
「何かを変えたい」と思っているのに動けない自分がいるなら、こう言いたいです。
「遅いかどうかなんて、気にする必要はない。
今の“気づき”を、どう活かすかが大事なんだよ。」
僕は、あのとき営業部長に言われた一言、
そして「人生、今がいちばん若いとき」という言葉に背中を押されて、人生が動き出しました。
あなたも、あなたのタイミングでいいんです。
その一歩を、今日踏み出してみませんか?
まとめ
- やりたいことと向いていることは違うと気づいた瞬間から、人生は変わる
- 嫌いだった仕事も、努力と結果で「やりがい」に変わる
- やりたいことはいきなり本業にせず、まず趣味で試すのが安全で現実的
- 自分の可能性を信じる気持ちは、年齢に関係ない
- 遅すぎることなんてない。「今」が一番若いときだから
どんなときも、「まだやれる」と信じて動いた人が、未来を変える。
その一歩を、あなたにも。
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