「貯金を始めても三日坊主になってしまう…」
「先取り貯蓄が良いと聞くけれど、毎月カツカツになるのは嫌だ…」
――そんなお悩みを抱えていませんか?
お金を貯める方法としてよく挙げられるのが
先取り貯蓄 と 残し貯蓄 の2パターン。
私は実際に両方試したからこそ分かった、
「続く人・挫折する人」の分かれ道をご紹介します。
1. 先取り貯蓄と残し貯蓄――仕組みの違い
● 先取り貯蓄
給与が入った瞬間に自動で貯金口座へ移動。
「最初から無いもの」として生活費を組み立てるため、
仕組み化が最大のメリットです。
● 残し貯蓄
1ヶ月の生活を終え、余った金額を貯蓄。
ストレスは少ないですが、
“余るかどうかは自分次第”という心理的ハードルがあります。
2. 私が両方試して分かったリアルな感想
■ 先取り貯蓄の利点と落とし穴
- 給料日と同時に貯金が増える安心感がある。
- しかし「たまった貯金額」が頭をチラつき、
欲しいものを買うためにおろすことがあった。 - 無理な額を設定すると生活が苦しく、
結果的に挫折しやすい。
■ 残し貯蓄の利点と落とし穴
- 生活が窮屈にならず精神的ストレスが少ない。
- だが「思ったより貯まらない」月が続き、
貯蓄ペースが読めない。 - 気づけば月5千円しか残らないことも。
結論:
どちらにもメリット・デメリットがあり、
自分の性格や目標によって選ぶ必要があると痛感しました。
3. 向き・不向きを決める3つのポイント
| タイプ | 先取り貯蓄が向く人 | 残し貯蓄が向く人 |
|---|---|---|
| 目標設定 | いつまでにいくら貯めるか 明確なゴールがある | 目標がまだぼんやり まず習慣化を優先 |
| ストレス耐性 | 生活費がタイトでも 我慢できる | 窮屈だとモチベが落ちる ゆとり重視 |
| 家計管理の得意度 | 自動化で手間を減らしたい | 家計簿が得意で 月末に調整できる |
4. 挫折しないためのモチベーション設計
貯蓄が続かない一番の理由は「目的のぼんやり感」。
私は視覚化でモチベを保ちました。
- 欲しい物・行きたい場所の写真をスマホの待受に
- 目標金額を紙に書き、進捗バーを塗りつぶす
- 達成後の喜びの瞬間を毎晩イメージ
これだけで「今日くらいいいか」という誘惑に強くなります。
5. 私がたどり着いた現実的な配分
■ 通常月は「月収の10%」
→ 無理なく続けられ、1年で1.2ヶ月分の生活費に。
■ 余裕がない月は「5%」
→ 貯める“習慣”を切らさないことが最優先。
■ 短期目標(旅行・大型家電など)は期間限定で「20〜30%」
→ 目的が明確なら多少キツくても達成しやすい。
「続かなければゼロと同じ」を合言葉に、
自分が挫折しないラインを探すことが大切です。
6. 先取り?残し? 迷ったらハイブリッドもアリ
どうしても決めきれない人は、
「先取り5%+残し貯蓄」のハイブリッド型がおすすめ。
- 最低限の貯蓄を自動で確保
- 余った分を追加で貯蓄
- 急な出費が続いても完全リセットにならない
このやり方なら、
仕組みの安心感と生活のゆとりを両立できます。
まとめ――貯金は“やり方”より“続け方”
✔ 明確なゴールがある人は先取り貯蓄
✔ ストレスなく習慣化したい人は残し貯蓄
✔ 迷ったらハイブリッド
どの方法でも大切なのは、
①無理な金額にしない
②目的を視覚化しモチベを保つ
③“続く配分”を見つける
貯金は我慢大会ではなく、
「未来の自分に投資する楽しいプロセス」です。
今日からあなたに合った方法で、
挫折ゼロの貯金習慣を始めてみませんか?
