「お金の不安を減らしたい」と思ったとき、
多くの人は“収入を増やす”ことばかりに意識が向きがちです。
けれど、実際に不安を生み出しているのは**「支出」や「思い込み」**であることも少なくありません。
この記事では、私自身の経験もふまえて、
お金の不安を減らすためにまず見直しておきたい3つの視点をお伝えします。
1. 固定費と日々の支出を見直す
まず最初に取り組むべきは**「固定費」と「生活費」**の見直しです。
私自身、特に驚いたのがコンビニでの支出でした。
「ちょっと飲み物を買うだけ」「少しお菓子を…」のつもりが、
1ヶ月で見るとびっくりするくらいの金額になっていたのです。
コンビニは基本的に定価販売。
だからこそ、同じ商品でもスーパーで買った方が節約になります。
また、飲み会も“気づいたら散財していた”要因のひとつでした。
月に何回とルールを決めておかないと、いつの間にかお金が消えていく感覚になります。
そして、通信費や家賃。
特に家賃は収入の30%以内に抑えるのが基本。
このバランスが崩れていると、毎月の支払いが苦しくなり、
精神的な余裕を奪っていきます。
2. お金に対する“思い込み”を手放す
実は、メンタルブロックが不安を生み出していることも多くあります。
私の場合、「大金を稼いではいけない」「たくさん稼いだらすぐ使わないと」という思い込みがありました。
一時期、実際に大きく稼げたときも、不安は消えなかったんです。
なぜなら、支出も比例して増えてしまったから。
「これだけ稼いでいるから、もっと良い暮らしをしなきゃ」
「高い物を買わなきゃ」
そんなプレッシャーが無意識に生まれていたのかもしれません。
でも本質はそこではなく、
**「いくら稼ぐか」よりも「いくら使わずに済ませられるか」**の方が、
不安の解消には効果があると気づきました。
お金の不安を減らすには、まず
「自分はお金に対して、どんな思い込みを持っているか」
を見つめ直すことが大切です。
3. 収入源は増やすよりも「一本に集中」が安心を生むこともある
最近は「収入源を複数持つべきだ」という風潮もありますよね。
もちろん、それも一理あります。
でも、私はあえて**「一つに集中する」**という選択をしています。
なぜなら、いくつもビジネスをしている人が、かえって信用できないと感じることがあったからです。
「本気で取り組んでいないのでは?」と思われるリスクもあるからです。
それよりも、“これ”と決めたビジネスに信念を持って突き進む人の方が信用される。
実際に私もそう考えるようになってから、
「中途半端な複業」ではなく、ひとつの事業に真剣に向き合うようになりました。
その結果、深く学び、成果を出せるようになったと実感しています。
最後に──お金の不安は“外”ではなく“内側”に原因がある
お金の不安を感じるとき、
「もっと稼がなきゃ」「副業を探さなきゃ」と外に目が向きがちですが、
実は、“自分の内側のクセ”が不安を作っていることも多いのです。
- どんな支出に甘くなりがちか?
- どんな思い込みを持っているか?
- 自分の収入に対する“安心の基準”はどこにあるのか?
これらを一つずつ見直していくことで、
不安を減らし、心穏やかにお金と付き合うことができるようになります。
大切なのは、“お金そのもの”よりも、
「お金との付き合い方を整える」ことなのかもしれません。
